「ホームページって、何が正解か分からない…」と思った事ありませんか?
「業者に見積もりをもらったけど、正直よく分からない」
「安いところに頼みたいけど、それでちゃんと集客できるの?」
「ホームページ作ったのに、誰も見てない気がする…」

そんなふうに、不安だけが先に立って、判断できずに止まっている人。実はとても多いです。
Webサイトの制作は、ローカルビジネスにとって「看板」や「店舗そのもの」と同じくらい大事な存在。
でも、専門用語が多くて、業者に任せっきりになりがちなのも事実。
僕はこれまで、ローカル店舗のWeb制作やリニューアルの相談を数多く受けてきました。
その中で、後悔している人には共通点があり、成功している人にも共通点があることに気づいたんです。
この記事では、あなたが「業者選びに失敗しない」「お金を無駄にしない」ために、
ホームページ制作前に必ず知っておくべきチェックポイントをわかりやすく整理しています。
業者選びで絶対に外せない判断軸
見積書で気をつけるべき項目と“よくある落とし穴”
「集客できるサイト」と「ただの名刺サイト」の違い
契約前に決めておくべき3つのこと
Webサイト制作は“広告”ではなく“資産”という考え方
「とりあえず名刺代わりにホームページを持っておけばいい」
そう考えていると、お金だけかかって成果ゼロという残念な結果になりがちです。
Webサイトは、チラシやSNSと違って**“出して終わり”の広告ではありません。**
むしろ、「育てることで価値が上がっていく資産」として捉えるべきです。
チラシやSNSは“流れる情報”、Webサイトは“蓄積する資産”
チラシ:配ったら終わり。毎回コストがかかる。
SNS:投稿しても数日で流れていく。アカウント停止のリスクもある。
Webサイト:一度作れば、検索経由で24時間365日見込み客が情報を探しに来てくれる。
たとえば、「◯◯市 整体」で検索してあなたのサイトが出てきたら?
来店意欲が高い人に、勝手に見つけてもらえる状態になります。
「集客できるWebサイト=営業マンがもう1人いる」状態
よくある失敗は、「見た目がキレイ」だけで作ってしまうこと。
でも本当に大事なのは、
誰向けに作るか?(ターゲット設定)
どうやって問い合わせ・予約につなげるか?(導線設計)
どの情報を検索されたいか?(SEO対策)
ここがしっかりしていれば、営業しなくても勝手に見込み客が集まるようになります。
✅ サイトは“持つこと”より“活かすこと”が大事。
見た目より、中身と導線が9割です。
業者選びで絶対に外せない5つのチェックポイント
「知り合いに紹介されたから…」
「提案書が立派だったから…」
そんな理由で業者を選んでしまい、**“高いだけで全然効果が出なかった”**という相談は後を絶ちません。
ここでは、後悔しないために必ず確認すべき5つのチェックポイントを紹介します。
①「目的と成果」を最初にすり合わせてくれるか?
→ ただサイトを作るのではなく、「なぜ作るのか?」「どんな成果を目指すのか?」を
最初に一緒に考えてくれる業者は信頼できます。
✅「集客がしたい」なら、“どう集客するか”を設計するのがプロの仕事。
②「成果物の中身」まで具体的に説明してくれるか?
→ 「ホームページ制作:一式〇万円」では、何が含まれているのか分かりません。
- トップページ+下層何ページ?
- スマホ対応?
- 問い合わせフォームは?
- SEO対策は入っている?
- 写真や文章は誰が用意する?
このあたりを曖昧にしてくる業者は要注意です。
③「更新・修正の仕組み」まで考えられているか?
→ サイトは“作って終わり”ではありません。
キャンペーンや営業時間の変更を、自分で簡単に更新できるか? これも重要です。
✅ 更新のたびに毎回お金がかかるような設計は避けましょう。
④「過去の実績」が、あなたの業種・規模に合っているか?
→ 飲食店、美容室、整体院など、あなたと同じような業種・規模の事例を持っているかどうかを確認。
- 実際のURLを見せてもらう
- そのサイトが「誰向けに」「どう設計されているか」を説明してもらう
✅ 実績が合わないと、方向性もズレやすくなります。
⑤「質問した時の反応」が信頼できるか?
→ 質問や不安を伝えた時、きちんと噛み砕いて説明してくれるか?
逆に、やたらと専門用語で煙に巻いたり、「大丈夫です」と丸め込もうとするようなら危険です。
✅ 本当に信頼できる業者は、あなたに“判断材料”を渡してくれます。
次は、「選んではいけない業者のよくある特徴(実例付き)」に進みます。
事例①:「初期費用0円」に飛びついた結果…
ある美容室が「初期費用0円・月額1万円」の業者に契約。
確かに費用は安かったが、サイトはテンプレート一発。
デザインは業種に合っておらず、予約ページもなし。
半年経っても「アクセス数の報告すらない」。
❌「初期費用0円」の裏には、“更新不可・解約不可・集客不可”の3重苦が潜んでいることも。
事例②:「デザインはかっこいい。でも誰も来ない」
ある飲食店オーナーが知人経由で紹介されたフリーランスに依頼。
おしゃれなデザインのサイトが完成したが、アクセスは月に数件のみ。
地図もなければ、予約やメニューの導線も不親切。
「デザインだけで、見てもらう工夫が何もなかった」と後悔。
❌ 見た目が良くても、“来店につながる設計”がなければ無意味。
事例③:「納品されたら連絡がつかなくなった」
ある整体院では、知人の知人という形で格安制作を依頼。
納品までは対応が良かったが、サイトにエラーが出てから連絡が取れず、結局作り直しへ。
データも管理されておらず、すべてゼロからやり直す羽目に。
❌「人柄はいいんだけど…」ではダメ。仕組みとして信頼できるかどうかが大事。
こういう業者には注意:
- 「すべてお任せください」と言いながら内容が曖昧
- 見積書が“ざっくり一式”だけで詳細が不明
- 成果に関する説明がなく、“作ること自体”がゴールになっている
- 解約や保守について説明がない、または不利な条件を後出ししてくる
✅ 良い業者は「判断材料を明確に提示し、納得してもらった上で進める」姿勢を持っています。
見積書のチェック項目:怪しいポイントと相場感
見積書を見ても、「何が高いのか」「何が入っていないのか」が分からない…。
これはWeb制作でありがちな“見積もりブラックボックス化”の罠です。
でも安心してください。チェックすべきポイントを知っておくだけで、“損する契約”は防げます。
まず注意したいのは「一式」「パック」の言葉
❌「ホームページ制作一式:100万円」← これでは何も分かりません
必ず「どんな項目が含まれていて」「何が別料金か」を聞いてください。
主な見積もり項目と、見るべきポイント (首都圏を除く地方の水準)
項目 | チェックポイント | 相場感(目安) |
トップページ制作 | デザイン・構成・コピー含む? | 20~30万 |
下層ページ(会社概要・サービス紹介など) | 1ページあたりでカウントされるか? | 3〜10万円(サイトによる) |
スマホ対応(レスポンシブ) | 追加料金になっていないか? | サイト規模による |
問い合わせフォーム | 自動返信やスパム対策含む? | 5~10万円 |
写真撮影 | 撮影あり?素材使用?回数制限は? | 3〜10万円(撮影日数による) |
SEO設定 | タイトル/ディスクリプション/内部構造など含む? | 5〜10万円 |
CMS導入(自分で更新できる仕組み) | WordPressなどの導入費用 | 10〜20万円 |
その他、見落としがちな注意点
- 保守・サーバー費用は別か込みか?
→ 月額費用が高すぎないか(相場は5,000円〜2、3万円)※個人、法人の規模で変わります。 - 納品後の修正回数と範囲
→ 「1回まで無料」「軽微な修正のみ対応」など、条件は要確認 - ドメイン・サーバー管理者は誰か?
→ 自社名義で取得してもらうか、自分で管理できるようにしてもらう
✅「何が入っていて、何が入っていないか」を確認しないと、後から高額請求されるケースもあります。
発注前に決めておくべき3つのこと(目的・ターゲット・導線)
ホームページ制作で失敗する人の多くが、「作る前の準備」が足りていません。
Web業者に丸投げした結果、「誰に向けてるの?」「何のためのページなの?」と、自分でも分からなくなるケースがよくあります。
ここでは、発注前に必ず考えておきたい3つの基本をお伝えします。
① 目的(何のために作るのか?)
「カッコいいサイトがほしい」ではなく、“何を叶えたいか”が明確であることが大前提です。
- 新規のお客様を増やしたいのか?
- 来店予約を増やしたいのか?
- 採用を強化したいのか?
目的が違えば、設計も構成も全く変わります。
✅ 目的が曖昧だと、業者も“とりあえずそれっぽい”サイトを作って終わりになります。
② ターゲット(誰に見てほしいのか?)
- 年齢層は?
- 地域は?
- どんな悩み・ニーズを持っている人?
- どんな言葉で話しかければ刺さる?
たとえば「30代の働く女性」と「50代の腰痛に悩む男性」では、
同じ整体院でもまったく違うサイトになるべきです。
✅ ターゲットを絞るほど、メッセージも導線もシャープになります。
③ 導線(どうやって予約や問い合わせにつなげるか?)
訪問者に**「次に何をしてもらうか」**を設計しておかないと、見られて終わりになります。
- 来店予約フォームへスムーズに進めるか?
- LINE登録の導線は分かりやすいか?
- 電話をしたい人向けに番号がすぐ見えるか?
目的に合わせて、「行動を起こしてもらう導線(CTA)」をサイト内にしっかり設けましょう。
✅ この3つが固まっていれば、Web業者に依頼する時もブレません。
逆に、ここが決まってないと“おまかせ”が迷走します。
「集客できるサイト」って何が違うの?構成と設計の違い
見た目がきれいなサイト=集客できるサイト、ではありません。
集客できるサイトは、「読み手の行動を設計している」サイトです。
ここでは、“ただの名刺代わりのサイト”と“成果が出るサイト”の違いを、構成と設計の面から見ていきます。
❌ よくある「名刺サイト」の特徴
- 写真が大きく、説明が少ない
- トップページに「会社紹介」「サービス案内」「アクセス」のリンクが並んでいるだけ
- 問い合わせフォームが下の方にちょこっとある
- スマホで見にくい or 情報がバラバラ
結果:
何をしている会社なのか分かりづらい。
問い合わせ・来店の「きっかけ」になる情報がない。
見られて終わる。
✅ 集客できるサイトの特徴
- ページ構成が「お客さんの不安 → 解決策 → 行動」になっている
- 来店・予約・LINE登録など、1つの行動を明確に促している
- スマホで見ても読みやすく、余計なストレスがない
- 実績・口コミ・写真など、「選ぶ理由」が視覚的に分かるように設計されている
ページ構成の一例(整体院の場合)
- ファーストビュー(最初に目に入る画面)
→「肩こり・腰痛を根本改善」「〇〇市で口コミ多数の整体院」など、刺さるキャッチコピー+予約ボタン - あなたに合っている理由
→「他院との違い」「選ばれている理由」 - 具体的なメニュー・料金案内
- お客様の声(口コミ・ビフォーアフター)
- 来店までの流れ(初めての方へ)
- よくある質問(不安の解消)
- 予約ボタン or LINE登録ボタン(複数配置)
✅ 集客サイトは「お客さんの気持ちを先回りして、自然に行動へ導く設計」がされているのが最大の違いです。
まとめ:良いWeb制作は“パートナー選び”で決まる
「ホームページは誰に頼むかより、どう作るかが大事」——
確かにそうです。でも実はその“どう作るか”を一緒に考えてくれるかどうかは、“誰に頼むか”にかかっています。
いいWeb制作とは、“一緒に目的に向かって考えてくれる人”と出会えるかどうかです。
言い換えれば、“作業代行”ではなく、“パートナー”になってくれる人を選ぶこと。
今回お伝えしたチェックポイントをもう一度まとめます:
- Webサイトは広告ではなく、育てる資産
- 業者選びでは、「成果設計・説明力・実績の相性・更新性」が鍵
- 見積書では「何が含まれていて何が別か」を必ず確認する
- 制作前に「目的・ターゲット・導線」を固めておく
- 集客できるサイトは、構成と動線が“行動させる前提”で作られている
- 納品後の「保守・更新」がなければ、すぐに使えなくなる
最後に
どこかで「不安」があるなら、それは無視しないでください。
少しでも「この業者で大丈夫かな」と感じたなら、納得できるまで質問してください。
それにしっかり答えてくれる相手なら、きっと良い制作パートナーになってくれるはずです。
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