信頼できるWeb業者の選び方

「知り合いの紹介だったから」「とりあえず安かったから」
そんな理由でWeb業者を選んでしまうと、あとで痛い目を見る可能性が高いです。

良いWeb業者を見極めるには、デザインや提案書の“見た目”じゃなく、中身を見る目が必要です。ここでは、選ぶ際に必ずチェックしてほしいポイントをお伝えします。


「成果」の定義が明確になっているか?

Web業者に相談する時、「売上につながるようにしたい」と伝えるのは当然ですよね。

でも、「じゃあ、その成果をどう計測するか?」を数字ではっきり示してくれる業者でなければ危険です。

たとえばこんなやりとりができるか、見てください:

❌「アクセス増えますよ」←これだけでは不十分
✅「Googleマップからのルート検索数」「LINE経由の予約数」など、具体的な指標を提案してくれるかどうか


運用後のサポートや改善提案があるか?

契約前に「納品して終わりです」という雰囲気があれば要注意。
Webは“作って終わり”ではなく、育てていくものだからです。

  • ・投稿ネタのアドバイスがあるか
  • ・定期的なアクセス解析やレポートがあるか
  • ・改善案を自ら提案してくれるか

このあたりがチェックポイントです。


「自社の成功事例」だけでなく、「他社の失敗例」も話してくれるか?

良い業者ほど、自分たちの成功だけでなく、うまくいかなかった事例も正直に話してくれます

なぜなら、そこにリアルな経験値があるから。
「これをやったら失敗する」という情報こそ、最も価値があります。


制作物の「更新しやすさ」まで考えてくれているか?

「今月のキャンペーンを自分で変えたい」「写真を差し替えたい」
こんな時に、いちいち業者に頼まないと出来ないような仕組みでは困ります。

  • 自分たちで更新できる設計かどうか
  • LINEやマップの運用もサポート範囲に入っているか
    ここも必ず聞いてください。

選んではいけないWeb業者の特徴

「任せてください、全部やりますよ」
こう言われて安心したのに、フタを開けたら**“ほぼ放置”**。
よくある話です。

ここでは、実際に相談を受けた事例を交えながら、関わると損をするWeb業者の特徴を紹介します。


事例①:「毎月更新します」と言われたのに、放置された

ある整体院のオーナーが月額2万円の契約でWeb業者に依頼していました。

契約時には「ブログ投稿・マップ更新・LINE連携も全部やります」と言われたのに、
実際は3ヶ月で1記事しかアップされず、マップも何も更新されていない。

オーナーが指摘すると「ご要望があれば対応します」と返されて終了。

❌ 指摘しないと動かない業者は、基本やる気がないです。


事例②:「デザインはいいけど、予約が増えない」

別の美容室では、オシャレなホームページを作ってもらったものの、
Googleマップの最適化もLINEの導線設計もされておらず、予約は全く増えず。

しかも、内容を変えるには「別料金です」と言われ、何も改善できない状態に。

❌ デザイン重視で“導線設計”がない業者は、集客効果ゼロ。


事例③:「〇〇というツールを入れればOK」と言うだけの業者

「このSEOツールを入れれば上がります」「この予約システムで解決できます」など、
ツールを導入して終わり、という業者も危険です。

ツールはあくまで“道具”。
使い方・導線・更新フローが設計されていなければ、宝の持ち腐れになります。


見抜き方のヒント:初回相談時にこう聞いてみてください

  • 「実際、これまでに成果が出た具体例を教えてもらえますか?」
  • 「逆に、うまくいかなかった事例ってありますか?」
  • 「仮に売上につながらなかった場合、何を改善提案してくれますか?」

ここで曖昧な答えしか返ってこなかったら、その業者はやめておきましょう。